文字からわかる子どもの心理

教師のための筆跡診断マニュアル

村山千佳子・山上隆男 著
A5判 128ページ 定価(本体1,700円+税)
ISBN978-4-7619-2666-3
小・中学校教師
2021年2月刊
30年ほどにわたり書道教室で指導し、筆跡診断士としてカウンセリングにもあたっている著者が、「筆跡診断」という手法を用い、子どもの心理状態を把握することを提案。

目次

はじめに 筆跡とこころ
第1章 筆跡診断とは
■筆跡診断の方法
■問題行動と筆跡診断
コラム 発達障害と筆跡の診断・指導
第2章 子ども筆跡診断マニュアル
■筆跡から子どもを知る
文字の大きさ 大字型1/大字型2/小字型/極小型/大字・小字混合型
接筆上部の開閉 接筆上閉型/接筆上開型
接筆下部の開閉 接筆下閉型/接筆下開型
転折 転折角型/転折丸型/接筆と転折の組み合わせのケース
縦線頭部突出の長さ 頭部長突出型/頭部突出控えめ型
払いの長短 左払い長型/右払い長型/左右払い短小型
等間隔・平行度 等間隔型/非等間隔型
コラム 等間隔の役割
はねの強弱 はね強型/はね弱型
起筆のあり方 起筆すなお型/起筆ひねり型
開空間(へんとつくりの間) 開空間広型/開空間狭型
閉空間(「口」などの閉じた空間) 閉空間大型/閉空間小型/閉空間つぶれ型
文字の傾き 右傾型/下狭型
文字の姿勢(水平性) 右上がり型/右下がり型
余白の取り方 行左寄り型/行右寄り型
行の垂直性 行うねり型/行ブレ型/行下部左ズレ型/行下部右ズレ型
一字・一字の間隔 字間アキ型/字間ツマリ型
乱暴な文字の勢い 線衝突型
■子供のタイプによって表れる筆跡
こころの悩みや苦しいことがあると、心身が委縮して落ち込んでしまうタイプ
ストレス反応として、イライラしたり、情緒不安定になってしまうタイプ
感情を抑制できず、問題行動に向かう恐れが強いタイプ
感情表出を我慢するが、今にもパンク寸前になってしまうタイプ
いつも感情を抑えて、反発しないタイプ
集中力が低下し、物事がきちんとできないタイプ
ストレスで体調が悪くなったり、外では行動に出さないが、家でイライラをぶつけるタイプ
第3章 「こころの信号文字」を見つけたら…
■筆跡をつかむ
■「こころの信号文字」改善事例
事例1 反論できずに辛いけれど、面倒になることは言わない。(小学6年・女子)
事例2 台風被害の体験から一人でいるのが怖くなった。(小学5年・女子)
事例3 いじめによる不登校状態から脱出した。(中学2年・女子)
事例4 言動の乱暴な子が落ち着きを取り戻した。(小学6年・男子)
事例5 グループから仲間はずれにされ、人間不信になった。(中学1年・女子)
事例6 両親の離婚で、いろいろできなくなって辛かった。(小学4年・男子)
事例7 友達と一緒に喧嘩騒動を起こしてしまった。(中学2年・男子)
事例8 学校に行きたくない。(中学1年・女子)
事例9 受験勉強で心身がパンク寸前。(小学6年・女子)
第4章 子ども筆跡診断の実践―筆跡とこころ
■どのように診断していくか?
■筆跡改善が子どもを変える
■筆跡と深層心理
■よい筆跡が定着すれば、深層心理も変わる
■筆跡改善指導(筆跡カウンセリング)の進め方
第5章 書写の活用と重要性
■学年別の指導法 小学校低学年/小学校中学年/小学校高学年/中学校
■内容別の指導法 毛筆の活用/楷書と行書の位置づけ
■書道教室での指導事例
■「間」を大切に
おわりに
引用・参考文献

→ [学事出版トップページへ]