貧困・障がい・国籍
教育のインクルーシブ化に学校はどう備えるか

共生社会の学校づくり研究会 編/
礒田 勝・大多和雅絵・川崎雅和・
東郷伸也・水口真弓 著
A5判 136ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-2650-2
学校事務職員,小・中学校管理職
2020年10月刊
学校における子どもたちの学びを保障する実践に基づいて、今後、学校はどのようにこの課題に備えるべきかを追究する一冊。

目次

はじめに〈川崎雅和〉
第1章 共生社会における学びのあり方を追究する〈川崎雅和〉
1 学ぶ権利は国籍に左右されない
2 合理的配慮で共に学ぶ
3 貧困が招く教育格差
4 見逃すことのない就学支援を
5 共生社会における学びのあり方を追究する
第2章 経済的困難を抱えた子どもの就学支援と学習支援〈水口真弓・東郷伸也〉
はじめに
第1節 就学援助制度から学んだ「子どもたちの姿」と「協働」
1 事務職員として一歩踏み出せた「京都市の就学援助制度」
2 就学援助認定事務は机上の事務だけではない
3 就学援助対象生徒の名前から教育活動をみる
4 授業参観から学ぶ
5 「学校経理の日」の充実と学校予算委員会の活性化
6 事務職員として成長できた「京都市の就学援助制度」
7 学校事務職員の役割と標準職務
8 「京都市立学校事務研究会」の取組
9 「学校事務に係る学校間連携」の取組
10 今後の展開を考える
第2節 協働による学習支援と進路保障
1 協働のはじまり 百円ショップのフォトフレームから
2 進路保障とは
3 就学援助生徒に焦点をあてる意味
(1)全国学力学習状況調査の質問用紙からみえる家庭の教育力の格差
(2)評定結果からみる学力格差
(3)進路実績の格差
(4)高校進学後の中退率の格差
4 協働でスパイラルを断ち切る
(1)協働と就学援助制度の有効な活用
(2)理科・自然研究の取組の改善
(3)保護者に寄り添う姿勢
(4)保護者負担を軽減
(5)焦点化生徒の成績の振り返り
5 働き方改革…教員の負担軽減から教育の質の向上へ
6 協働…はじめの一歩
(1)協働がうまく回り始めるために
(2)温かい事務室
(3)温かい事務室と学校教育目標
(4)協働…はじめの一歩
(5)協働…人とつながる、共感する
7 まとめ
第3章 障がいのある子どもの学びの保障とインクルーシブ教育〈礒田 勝〉
はじめに
1 インクルーシブ社会の実現に向けて
2 インクルーシブリサーチの視点
3 「医療モデル」から「社会モデル(人権モデル)」へ
4 障害者権利条約の目指す教育制度
5 日本型「インクルーシブ教育システム」
6 障害者権利条約「パラレルレポート」
7 障がい者と共に学び、共に生きることの意味
8 福祉のまちづくり政策と学校施設
9 学校施設BF・UD化の現状と課題
10 研究者と連携した全校バリアフリー調査
11 「学校事務職員が重要な役割を担う」
12 世界中で拡がりをみせるスヌーズレン(MSE)
13 さいたま市初のスヌーズレンルームを設置
14 通常学校でのスヌーズレンルームの活用
15 カラーユニバーサルデザインについて
16 インクルーシブ教育のコストについて
17 「東日本大震災復興支援」の経験から
18 熊本地震調査研究チームに参加して
19 大規模災害における障がい者の避難所生活の課題
20 小中学校の避難所に「福祉避難室」
21 教育事務の果たす役割と責務
おわりに
第4章 日本で暮らす人々の学ぶ権利の保障と夜間中学校〈大多和雅絵〉
はじめに
1 夜間中学校とは
(1)夜間中学校とは?
(2)夜間中学校の開設状況
2 夜間中学校はどのような人々の学びの場となってきたのか
(1)学齢を超過した人々の学びの機会
(2)「学びなおし」を求める人々の学びの機会
(3)外国籍の人々の学びの機会
3 今日の夜間中学校の様子
(1)夜間中学校に関する法制度の整備状況
(2)横浜市立蒔田中学校夜間学級の様子
(3)夜間中学校の課題として
4 夜間中学校のこれから
おわりに
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