自己肯定感・有用感を高めるカリキュラム・マネジメント

「社会に開かれた教育課程」の視点から

末吉雄二 著
A5判 128ページ 定価(本体1,600円+税)
ISBN978-4-7619-2604-5
教師全般
諸外国と比べ日本の若者の自己肯定感は著しく低く、それが学習指導や生徒指導のあり方にも影響を与えている。自己肯定感・有用感を高めるための教育課程を実践的に考察した書。

目次

はじめに
第1部 自己肯定感・有用感と「社会に開かれた教育課程」
第1章 複雑化・多様化する生徒の現状
第1節 自己指導力の乏しい生徒の姿
1 生徒の問題行動
(1)暴力行為
(2)いじめ
(3)不登校
2 受け身的で自己評価が低い生徒の姿
3 希薄な生徒同士の人間関係
第2節 生徒の問題行動の変化とその背景
1 変化の激しい情報化社会
2 地域教育力の希薄化(健全育成への取り組みの減少)
3 少子化・核家族化社会で育つ生徒と家庭を取り巻く社会での保護者の実態
4 学校選択制で入学して来る生徒
第2章 社会に開かれた教育課程とは
第1節 新学習指導要領における位置付け
1 社会に開かれた教育課程の役割
2 新学習指導要領の方向性と新しい教育課程の役割
(1)新学習指導要領の方向性
(2)新しい教育課程の役割
第2節 地域とともにある学校への転換(学校の新しい指導体制)
1 学校支援地域本部との連携
2 地域学校協働本部とこれからの教育課程(学校を核としたまちづくり)
第3章 特別活動と総合的な学習の時間
第1節 特別活動
1 特別活動と新しい特別活動の目標
2 学級活動
(1)学級活動の目標
(2)学級活動の内容
3 学級活動とキャリア教育
4 生徒会活動
(1)生徒会活動の目標
(2)生徒会活動の内容
5 学校行事
(1)学校行事の目標
(2)学校行事の内容
6 特別活動で育成される評価等の資質・能力の育成
第2節 学級経営
1 学級経営の定義と充実
(1)学級経営についての基本的な考えと主な内容
2 担任(教員)が理解しておきたい法律
第3節 総合的な学習の時間
1 総合的な学習の時間の目標
2 各学校において定める目標及び内容
第4章 これからの生徒指導のあり方
第1節 生徒指導の定義
1 望ましい人間関係づくりと集団指導・個別指導
2 学校全体で進める生徒指導
第2節 教育課程における生徒指導の位置付け
1 教育課程の共通性と生徒指導の個別性
2 学習指導における生徒指導
第3節 生徒指導の前提となる教育観・指導観
1 前提となる教育観
(1)教育の課題
(2)基本的な資質や能力の育成
(3)自己指導能力の育成
2 前提となる指導観
(1)場や機会の提供
(2)自己決定と参加・役割・責任感
(3)教員の関わり方
第4節 生徒指導と生徒理解
1 生徒指導の基本
(1)生徒指導の目的と児童生徒理解
(2)児童生徒理解に求められる姿勢
(3)集団についての理解
2 児童生徒理解の対象
(1)多角的・多面的な理解
(2)児童生徒理解の対象の例
3 児童生徒理解に必要な資料の収集と解釈
(1)資料の収集・整理
(2)資料の解釈を行う観点
第2部 実践編 自己肯定感・有用感を高めるための研究
第1章 自己肯定感・有用感を高めるための先行研究
第1節 自己肯定感・有用感の定義
1 自己肯定感
2 自己有用感
第2節 青年期(思春期)の自己概念
1 青年期(思春期)発達特性
(1)幼児期
(2)児童期
2 青年期(思春期)
(1)青年期の特質
(2)青年期の区分
3 青年期の思考と感情
(1)自己肯定感(自尊感情)
(2)生きがい
4 日本の文化とその背景
(1)日本文化の特質
(2)日本人の特質
(3)日本人文化の特質の具体例
第2章 自己評価(自己肯定感・有用感)についての調査事例
第1節 自己評価研究事例
1 内閣府の意識調査
2 子どもの生活実態調査(東京都E区:2016年6〜7月)
第3章 児童生徒等の発達段階における自己肯定感の差異の調査研究
第1節 児童生徒等の実態把握のための調査研究
1 研究の背景
2 研究の目的
3 研究の方法
4 先行研究
(1)自己肯定感と自己有用感との関係
(2)近年の児童生徒等の現状
(3)青年期の特徴
(4)10歳(9歳)の壁
(5)17歳の壁(境界人)
(6)日本人文化の特徴
(7)日本人児童生徒等の気質
(8)集団活動の日本の学校教育
第2節 中学生対象の実態調査
1 自己肯定感に関する質問紙調査と結果
(1)あなた自身についてのアンケート調査内容
(2)アンケート調査結果
(3)中学生を対象とした調査結果と分析
(4)中学生の「職場体験」による自己評価と自己肯定感
第3節 小・中・高・大生対象の実態調査
1 小・中・高・大生の発達段階における自己肯定感の差異に関する質問紙調査
(1)アンケート調査結果と分析
(2)義務教育を司る教員の「自己肯定感」調査
2 考察
(1)青年期初期(思春期)と青年期の特徴が原因
(2)日本人文化が原因
(3)学校教育が原因
第4章 社会に開かれた教育課程の実践例
第1節 生徒の自己肯定感・有用感を高めるための実践的研究
1 研究の背景と生徒の意思の実態把握
2 研究の構想
3 研究の目的
4 研究の方法
5 先行研究の検討
6 調査結果
(1)生徒への意識調査
(2)部員が参加した地域行事とインタビュー調査
(3)参加部員へのインタビュー調査結果(各行事につき、一人の意見を掲載)
7 分析
8 「特別活動」「総合」等の連続時間割設定による「社会に開かれた教育課程」の編成
9 考察
(1)調査結果
(2)自己肯定感を高める子どもの育成の在り方
(3)自己肯定感を高める教育課程の工夫(活動計画例と指導案)
(4)学年ごとの活動計画
第2節 自己肯定感を高めるための資料
1 教育大学生への自己肯定感・有用感を高める記述式アンケート調査結果
(1)自己肯定感を高める指導
(2)自己肯定感を高める活動
(3)自己肯定感を高める関わり
2 自己肯定感を高めるための生徒指導
(1)家庭教育の工夫
(2)自己肯定感を高めるための有用感
(3)褒めると自己肯定感が高くなる
(4)褒めると認めるの違い
引用・参考文献

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