シリーズ生徒指導研究のフロンティア

新しい時代の生徒指導を展望する

森田洋司・山下一夫 監修/徳久治彦 編著
A5判 160ページ 定価(本体2,000円+税)
ISBN978-4-7619-2584-0
研究者,小・中・高校教師
生徒指導の「今」と「これから」を第一線の研究者が執筆。「これからの日本社会と生徒指導」「新学習指導要領と生徒指導」「生徒指導の今日的な課題」について考え、実際の指導・援助方法を模索し、中・長期的視野に立った生徒指導の考え方と実践の方向性を提示する。

目次

第1章 これからの日本社会と生徒指導
I 教育・生徒指導をめぐる昨今と近未来とを考える―新・教育課程の動向と生徒指導論―
1 はじめに
2 第3期教育振興基本計画策定と学習指導要領改訂
3 生徒指導の現在と未来
4 教育法制
5 おわりに
II 生徒指導の最終目標としての「社会的なリテラシー」の涵養に向けて
1 はじめに
2 「(改正)教育基本法」が求める「社会を形成する資質・能力」
3 これからの日本社会を「生きる力」とは(生徒指導の育成目標を「自己指導力」に置くだけで充分なのか)
4 道徳教育・特別活動と「公共を基軸とした生徒指導」
5 「生徒指導提要」が掲げる生徒指導の最終目標としての「社会的なリテラシー」について
第2章 新学習指導要領と生徒指導
I 新学習指導要領における生徒指導の位置づけ
1 はじめに
2 新学習指導要領における生徒指導の位置づけ
3 新学習指導要領総則における生徒指導のポイント
4 新学習指導要領特別活動における生徒指導のポイント
5 おわりに
II 伝統的な学校組織文化の再考と新たな生徒指導
1 伝統的な学校組織文化の再生
2 生徒指導の認識に関わる課題
3 新学習指導要領、第3期教育振興基本計画と生徒指導
4 外的要因に対応できる新たな学校組織文化の創造(内的要因の改善)
5 学業指導の実践
III 授業における学習指導と融合した生徒指導の展開
1 授業における学習指導と生徒指導に関するこれまでの考え方
2 新学習指導要領における学習指導と生徒指導
IV 「特別の教科 道徳」と「生徒指導」
1 はじめに
2 「特別の教科 道徳」成立の背景とその趣旨
3 道徳教育改善の方策と今後検討すべき課題
4 成長促進型の生徒指導を目指す道徳教育
5 生徒指導に生きて働く道徳教育の推進
V 新しい学びと学級経営における生徒指導の役割
1 「新しい学び」に対応した授業革新と生徒指導
2 創発信頼型学級の育成と生徒指導
3 総合的な学習の時間・特別活動・部活動を活かした生徒指導の推進
4 各学校の教育推進基本計画・年間指導計画と連動したこれらの諸活動の生徒指導案(モデル)の策定
第3章 生徒指導は今日的な課題にどう取り組むか
I 自己肯定感と生徒指導
1 はじめに
2 国際比較より
3 東京都での実践的研究
4 自尊感情・自己肯定感の測定方法
5 自尊感情・自己肯定感の発達的変化より
6 自己肯定感を高めるには―褒めると叱る―
7 自己肯定感といじめ
8 自己肯定感からみた不登校の<現在><過去><未来>
9 より健全な成長のために
II 生徒指導におけるインクルーシブ教育の視点
1 障害者の権利に関する条約の採択から障害者差別解消法の施行まで
2 障害者の権利に関する条約とインクルーシブ教育システム
3 合理的配慮と社会的障壁の除去
4 特別支援教育の充実がインクルーシブ教育システム構築の基盤
5 個別の指導計画、個別の教育支援計画の作成と活用
6 個人が抱える課題と人間関係や学習環境の課題
7 問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査から
8 学習指導、生徒指導における特別支援教育の視点
9 課題の多様化・複雑化と専門機関との連携
10 途切れのない支援のための情報の引き継ぎ
III 新しい時代における持続可能な生徒指導体制の構築
1 新しい時代における持続可能な生徒指導体制の構築
2 「チームとしての学校」と教職員の分業体制
3 学校における働き方改革と生徒指導
4 新しい時代における持続可能な生徒指導体制の構築に向けた処方箋
5 おわりに―漸進的改善を重ねる―
IV 「同僚性」と「協働性」に基づく生徒指導の活性化と教職員のメンタルヘルス
1 増幅する生徒指導の困難性と「チーム学校」
2 チームによる生徒指導の活性化のための視点と課題
3 生徒指導の活性化の基盤となる「協働性」と「同僚性」
4 「同僚性」・「協働性」の高い職場と教職員のメンタルヘルス

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