学校をおもしろくする思考法

卓越した企業の失敗と成功に学ぶ

妹尾昌俊 著
A5判 192ページ 定価(本体2,000円+税)
ISBN978-4-7619-2565-9
教師全般
優れた企業や行政、トップ棋士や歴史上の人物などの考え方・手法から、日本の学校が学ぶべきこととは? 企業等の先行事例や失敗を参考にしながら、どこが勘所なのか、何に気を付けたらよいのかを解説する。

目次

はじめに
★ミシュランガイドはなぜ生まれたのか
★本書の特徴―企業等の失敗と成功から学ぶ
I 過去からの延長線上で考えない
1 セブン‐イレブンに学ぶ、新しいものを生み出す力
■なぜ、セブン‐イレブンは強いのか?
■おにぎり、お弁当、おでん、ATM、みんな反対の大合唱のなかから生まれた
■消費者の心理を想像して動き出す
■人は過去の延長線上で考えがち
■あなたの学校づくりはどこを見ているか
■世のなかにあるものをよく観察して、組み合わせる
■反対意見が多いなかでも、ぶれない軸をもつ
■やってみたうえで検証する
■データを過信しない
■好循環サイクルをつくる
2 はみ出し公務員の挑戦(佐賀県庁の政策イノベーション)
■なぜ、救急医療のたらい回しは起きるのか
■予算ナシ、知識ナシ、賛同する人ナシの、ないことづくしからの挑戦
■当事者意識と共感があきらめないことにつながる
■はみ出すことを恐れない
■大義や志があれば、はみ出すことも怖くない
■失敗は失敗ではない
II 軸を立てる、組織のビジョンと仕事の目的に魂を入れる
1 コールセンターもヤマト運輸も問い直す、仕事の意味
■学校のマネジメントは企業以上に難しい
■ビジョン、戦略を伝えた“つもり”になっていないか?
■企業ですら、ビジョンの共有には苦労している
■何のためにやるのかを理解すると、人は動く
■ヤマト運輸の強みも、仕事の意味、目的の浸透が鍵
■主体的で対話的で深い学びがまず必要なのはどこ?
2 中核になにがあるか―スターバックスの低迷と再生
■スターバックスの盛衰
■なんのために走り続けているかわからない
■中核になにがあるか
■スタバでぬいぐるみ販売?
■全米店舗を一日閉鎖する決断
■学校教育の中核がぶれていないか
■あなたにとって原風景はなにか
■大切にしたい価値、理念はどこまで共有されているか
■言行一致の経営をしているか
■何をやりなさいと指示されるのではなく、なぜそれをやるのか考える
3 広告のない雑誌、「暮しの手帖」にみる優れた戦略思考
■単なる雑誌じゃないんだ
■読者に真に役立つ雑誌になるための戦略眼
■つながり、一貫性のある戦略を立てる
■一見バカなということでも、ストーリーをつむぐ
■Amazonが小売の覇者になった理由
■学校でも、なんのためかを問いなおす
4 企業でも学校でも重視される性格スキル、ビッグ・ファイブ
■ビッグ・ファイブ―伸ばすべきは表面的な学力だけにあらず
■最も重要な力とは
■偉人は何がちがうのか
■真面目に勉強熱心だけでは苦労する
III 学び続ける人と学習する組織になる
1 トップ棋士の学び続ける力
■不運のすすめ
■つらい、しんどいときにどうするか
■68歳でAI将棋と全力勝負
■学び続ける力の意味
2 7つの行動から診断する大人の学ぶ力
■学び続ける校長、学びをやめてしまった校長
■大人の学びの「7つの行動」
■学びの達人たち
■学び続ける教師は増えているだろうか
3 失敗の科学―失敗から学ぶ組織、学ばない組織
■エビデンスベーストの前に
■失敗の科学
■失敗から学ぶ業界、830万分の1の事故率
■失敗を隠し、失敗から学ぼうとしない業界
■ただ一度も検証しなかった
■暗闇でゴルフの練習をしてもうまくならない
■現代の魔女狩りが語ること
■ミスをとがめない組織風土はあるか
■簡単な方法からも、ミス、失敗を防ぐことができる
IV 人を伸ばす仕組みをつくる
1 Google流マネジャーの育て方と人を活かす経営術
■世界一働きがいのある会社
■目標管理をいかに機能させるか
■フィードバックを多方面から返す
■成長に焦点を合わせる
■なぜ、食事や果物、菓子がタダなのか?
■あなたの学校の職員室の風通しは
■生存バイアスに気をつけろ
■実験大好き、データに基づき検証し改善
■よい上司は何がちがうのか
■大事なのは、規範を具体化すること
■よいチームは何がちがうのか
2 星野リゾートに学ぶ、管理すべきは結果よりプロセス
■バックミラー経営ではいけない、先行指標を見よ
■全国学テに一喜一憂では危なっかしい
■数値で管理すべきは結果よりプロセス
3 マッキンゼーが求め続ける思考力とリーダーシップ
■世界的企業の採用基準
■思考力=思考スキルではない
■採用面接であなたは何を見ているか、見られているか
■マッキンゼーが最も大切にしていること
■学校教育ではリーダーシップを高められているのか
■会議中に発言しない人はノーバリュー
■リーダーシップを発揮して協働的に問題解決を進める力を高める
V クリエイティブな時間を生み出す
1 なぜ企業は働き方改革に一生懸命なのか
■働き方改革 学校も、企業も待ったなし
■改めて、なぜ、働き方改革か
■教師不足の時代
■「早く帰れ! 以上!」ではダメダメ
■「会議を見直しました」でいいのか
■「働き方改革は経営戦略である」という意味
■樹木の幹と枝葉
■何を真に立ち向かうべき問題、課題と捉えるか
2 自分の時間を取り戻そう
■企業の長時間労働削減では何を行うのか
■教師は何に時間を使っているのか
■事務や保護者は多忙の真因ではない
■多忙の内訳を見よ
■生産性度外視、根性論で進む学校
■典型的な4つの問題シーン
VI 実力以上の力を発揮できるチームになる
1 マシュマロゲームが投げかけるもの
■個人力=チームのパフォーマンスではない
■マシュマロゲーム
■幼稚園児チームが強い理由
■最強チームは何がちがうのか
2 2千年前からわかっていたこと―史記とコレクティブ・ジーニアス
■古代ローマから思いをはせる
■項羽と劉邦も同じ
■なぜ、人をうまく用いることができたのか
■一人の天才よりもコレクティブ・ジーニアス
■学校は個人力に依存し過ぎか
■教職員が安心して挑戦していける学校
3 ガチ対話による組織開発のススメ
■元気なチームになっているか
■氾濫する○○教育のなかで
■企業で注目される組織開発
■対話不足からプロセス・ロスに陥っていないか
■見える化、ガチ対話、未来づくり
おわりに
本文注記一覧

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