理不尽な保護者への対応術

関係を悪化させず教師が疲弊しないためのガイド

齋藤 浩 著
A5判 144ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-2551-2
小・中学校教師
難しい保護者には「役割分担とシナリオ」対応でうまくいく! 教師個々では対応が難しくても、教師間で役割分担を行い、相手の特徴や言動の中身を見極めた上でシナリオ(想定問答集)を作成する、戦略的な対応術を解説。

目次

はじめに〜あまりに無頓着な教師の傷〜
第1章 一向に減ることがない保護者対応
1 従来の対応策は効果をあげているのでしょうか?
(1)ドラマのようにカッコよく解決?
(2)教師は苦情対応のプロではない
2 どうやって自分の身を守るのでしょうか?
(1)下手に出るしかない
(2)最後は辞めるしかない
第2章 やはり話し合いで解決するしかない
1 話し合いで本当に解決するのでしょうか?
(1)とうとう教師が親を訴えた
(2)話し合いにならない
(3)それでも話し合いを
2 現場に何が足りないのでしょうか?
(1)将棋に見られる役割分担
(2)戦略と駆け引き
3 話し合いに向かうには、どんな戦略が効果的でしょうか?
(1)保護者の特徴と主張を徹底分析
(2)あくまでも教師目線の分類(3グループ8パターン)
■グループ1 教師の心を踏みにじるクレーム
■グループ2 トンチンカンな要求
■グループ3 クレームは要求は伴わないがモラルのない言動
第3章 「教師の心を踏みにじるクレーム」への対応ガイド
●パターン1 何でも悪く受け取るタイプのクレーマー
(1)誠意だけでは通じない
(2)どうせ悪意と受け取るなら、こんな対応を
具体例『(実際にはイジメを受けていないのに)自分の子だけイジメを受けているんです』
具体例『ウチの子が登校拒否になったのは、全て学校のせいでしょ』
●パターン2 教師をギャフンと言わせたいタイプのクレーマー
(1)教師を打ち負かしたい相手だと知る
(2)人より優位に立ちたい保護者には、こんな対応を
具体例『担任が新米教師だからクラスが落ち着かないんじゃないですか』
具体例『あの程度の教え方なら私にだってできます。もっと勉強させてください!』
具体例『リレーの審判もできないのか?』
具体例『先生を訴えさせていただきますが、それでよろしいですね』
第4章 「トンチンカンな要求」への対応ガイド
●パターン3 我が子中心の身勝手な要求
(1)あくまでも我が子中心
(2)グーの音も出ない説明を
具体例『次はウチの子が合唱コンクールのピアノ伴奏になれるようにしてほしい』
具体例『学芸会の主役決めのオーディションを見せてほしい』
具体例『ウチの子はそそのかされただけなので、今回は大目に見てください』
●パターン4 教育とは全く関係のない要求
(1)過去の常識が通じない
(2)毅然と断る勇気を
具体例『子犬のもらい手をさがしてほしい』
具体例『保険に入ってほしい』
第5章 「クレームや要求は伴わないがモラルのない言動」への対応ガイド
●パターン5 親としての責任を投げ出した言動
(1)見栄も外聞もない
(2)スペシャリストが対応を
具体例『給食費の未払い』
具体例『遅刻や欠席の連絡をしない』
●パターン6 行き過ぎた過保護と過干渉
(1)過保護も過干渉も自己中心的思考
(2)材料を明示して論理的な説明を
具体例『小さなケガでも学校の責任だと言って大騒ぎ』
具体例『(実際にイジメに加わっていても)悪いのは他の子でウチの子は悪くない』
●パターン7 教師への暴言や暴力
(1)教師には何を言ってもよいという風潮
(2)場合によっては法的措置を
具体例『教師の名前を平気で呼び捨てにする』
具体例『どけ、ブタ!』
●パターン8 どう見ても非常識な言動
(1)子どものためより自分の欲求
(2)毅然とした方針を
具体例『運動会での飲酒、喫煙』
具体例『授業参観中のおしゃべり、ガムを噛みながらの参観』
おわりに 〜大切なのは役割分担とシナリオ〜

→ [学事出版トップページへ]