変わる学校、変わらない学校 実践編【II】

先生がつぶれる学校、先生がいきる学校

働き方改革とモチベーション・マネジメント

妹尾昌俊 著
A5判 176ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-2499-7
小・中・高校管理職
「働き方改革」で学校をより働きがいのある職場に! 大好評の『変わる学校、変わらない学校』実践編の第II巻。モチベーションを上げるマネジメント事例を示しながら、学校で“今できること”を提案する。

目次

第II巻のはじめに
第1章 教職員を動かすにはなにが必要か―モチベーション・マネジメントのススメ―
1)どんなときに先生たちの心に火が付くのか?
【ケースNo.006:先生になろうと思ったときのこと】
◎仕事の成果はなにで決まるか
◎教師のモチベーションは低いのか
◎教職員はなににやりがいを感じるのか
◎自分の好きなこと、得意なことを掛け算する(“三つのタグ”)
◎志・理想と現状とのギャップに気づかせる
◎研修の充実だけで安心できない。人材育成はなぜ重要なのか
◎モチベーションを高めるには2種類ある―いかに内発的動機付けを進めるか
◎お金で人は動くのか?
◎初心忘るべからず―どうして先生になったの?
〈コラム〉ヤマト運輸:理念の浸透を具体的なエピソードをもとに図る
2)人材育成の悪循環とフィードバックの技術
◎時には耳の痛いことも伝えているか
◎なぜ、フィードバックが大切なのか
◎いま学校が直面する最重要課題―人材育成の悪循環
◎しっかり伝えられるように、根拠となるSBI情報を収集せよ
◎悠長に構えてばかりいないで、リアルタイムフィードバックを
◎フィードバックは子どもに対しても、大人に対しても似たようなもの
第2章 あなたの学校は“チーム”になっているか?
1)学校が“チーム”となるには
【ケースNo.007:こうして静かにチームは壊れていく】
◎だれも悪気はない、一生懸命なのだが……
◎「チーム学校」は期待が高すぎる
◎「チーム学校」になるには、なにが必要か
◎“チーム”と“グループ”のちがい
◎サッカー岡田ジャパンはなぜ強かったのか
〈コラム〉サッカー岡田監督のチームをつくる技
◎なぜ、ちょっとしたコミュニケーションがとりづらいのか:三つの理由
2)教頭はつらいよ
【ケースNo.008:副校長・教頭の魅力って……】
◎副校長・教頭のつらさはどこにあるのか
◎副校長・教頭に言ってはいけないこと
◎自分のミッション・役割をどう定義するか
◎ほかの一人職とも連携しながら、そこそこの強みを伸ばせ
第3章 忙しすぎる学校―働き方改革はなんのため?―
1)相互不干渉な職場―多忙化と個業化のなかで
【ケースNo.009:ちょっと私からは口出しできないかな】
◎先生、先生と呼び合うなか、“相互不干渉”になっていないか
◎学年がちがうから、事務職員だからなどの理由で壁をつくっていないか
◎自分のなかの壁・限界に気づかせる
〈コラム〉Googleでは、なぜ、食事や果物、菓子がタダなのか
◎起こっている事象だけに注目しても、有効な対策はとれない
◎業務改善は、身近なルーティーンの標準化や書類整理から
◎教材づくりや提出物チェックの効率化も考える
2)教師の過労死を二度と起こさないために
【ケースNo.010:熱血教師の過労死】
◎多くの教員が過労死ラインを超える、働き過ぎ
◎ほとんどの教員は自身の働く時間を把握、記録できていない
◎部活動も、授業準備も、校務分掌や学年事務も熱心
◎昔はもっと教師に余裕があった
◎いまの働き方、生き方でよいのか、少し立ち止まって考えてほしい
◎「若いうちはがむしゃらに働け」は正しいか
◎“時間対効果”を意識した働き方
◎Why タイムカード?
◎ストレスチェック、部活動手当、学校評価など、既存データこそ活用せよ
3)半径3メートルからの業務改善・働き方改革
【ケースNo.011:業務改善ってなに?】
◎なぜ、いつまでも学校の多忙は解消されないのか
◎業務改善がなぜ重要なのかの意味づけが大事
◎「持続可能か」という視点を入れる
◎「なんでも丁寧」「一生懸命」「忙しいが美徳」を見直す
◎方法改善だけでは多忙化は解消しない。やめる、減らす、統合する
4)この20年間、学校の長時間労働に、わたしたちはなにをしてきたのか
【ケースNo.012:生徒指導力のあったベテラン教師の過労自殺】
◎周りからも、自分からも追い詰められる教師たち
◎みんながやっているからというグループシンキングの危険性
◎教師の献身性におんぶに抱っこではいけない
◎「子どものために」「子どもがかわいそう」が教師を追い詰める
5)“ブラック部活”をどうするか―多忙とやりがいとの葛藤、自由と規制の振り子
【ケースNo.013:桐島先生、部活顧問やめるってよ】
◎部活動は生徒の自主的な活動であり、顧問の強制は法的根拠なし
◎「教育効果があるから、部活動は必要」は本当か?
◎顧問をやりたい人も、やりたくない人も気持ちよく仕事できるように
◎今の部活も、すべての生徒の希望を叶えているわけではない
◎部活の地域移行は進むか
◎教師が勝負するのは授業
◎部活はやりがいや感動を感じやすい。だからこそ、一定の制限はかけたほうがいい
◎もっとやりたい生徒がいるのに、なぜ活動時間を限るのか
◎部活動には、多様な経験を奪う側面と保障をする側面の両方がある
第II巻のおわりに―働き方改革とモチベーション・マネジメントの進め方

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