私学流 特別支援教育

面倒見の良さ、丁寧さに特別支援の魂を込める

髙橋あつ子 編著
A5判 160ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-2483-6
中学・高校教師
私立学校における特別支援教育の現状と課題から、担任、学年、学校全体で取り組んだ実例を紹介。私学の特徴を活かした特別支援教育を展望する。

目次

はじめに
第1章 私学における特別支援教育の現状と課題
1 多様化するニーズに答える私立学校
2 個別のニーズへの対応状況
3 私立学校における特別支援教育の実施状況
4 丁寧さだけでなく、多様な個に応じる方策を
第2章 私学の特徴と特別支援教育の可能性
1 私学における特別支援教育の総論
2 私学の特徴と独自性の中身
(1)建学の精神と独自の教育方針
(2)スクールアイデンティティ
(3)先見性と実験教育
(4)教育の多様性
3 独自性の中身と社会的役割(私学の強み)
(1)教育の内実
(2)教員のチーム力
(3)私学のもつ社会的役割
4 私学をめぐる負の状況(私学の弱み)
(1)周辺の情勢
(2)私学のもつ本質的課題
5 私学で特別支援教育を推進するために
(1)特別支援教育の可能性
(2)私学の特別支援教育への期待と課題
(3)困惑する私学〜認識の壁〜
(4)私学の特別支援教育の可能性
第3章 私学における特別支援教育の個別支援の実際
1 私学教員による子どもへの支援が進む過程
(1)教育相談体制整備の重要性
(2)私学の教育相談体制の現状
(3)私学における特別支援教育が進む過程
2 担任や教科担当としての気づきと三次支援
(1)空気が読めない博士タイプのユウスケさん
(2)おもしろい子として受け止められるコウジさん
(3)落ち着きのないアオイさん
(4)文字がおどるミホさん
(5)提出物を出さず、成績が振るわないユウキさん
3 三次支援の気づきを一次支援に広げる
(1)視覚優位なカズオさんとの出会いからクラス全体への波及
(2)学習スタイルアンケート
(3)点数が伸び悩むナオミさん〜授業の改善に通じる支援〜
(4)個別的な支援の蓄積と発展的な活用
4 周囲に広がっていく支援の輪
(1)注意力がないエリさん〜教員が支援の必要性を学ぶ〜
(2)博士タイプと思われるダイキさんのケース〜教員集団でぶれない支援〜
(3)感情のコントロールが難しいサチコさん〜支援の共通理解と協働性の高まり〜
5 学年体制としての支援への広がり
第4章 私学における特別支援教育の体制づくりの実際
1 特別支援教育の体制づくりと合理的配慮の提供
(1)特別支援教育の体制とは
(2)合理的配慮の提供
(3)私学における合理的配慮をめぐる課題
2 学校長のリーダーシップによる体制づくり
(1)A校の建学の精神と教育方針
(2)学校の特性を生かした特別支援教育の体制づくりに向けて
(3)発達に偏りがある生徒たちとの出会い
(4)発達に偏りがある生徒をどう見るか
(5)一次支援への気づき
(6)問われる私学の改革
(7)特別支援教育への取り組みは、人間理解につながる
3 職員室との協働で進める相談室運営
(1)相談室開室のベースにあったもの
(2)学校アセスメントを経て相談室開室へ
(3)相談室における担当者の役割と運営の特徴
(4)特別支援教育のセンター的な役割を担う
(5)特別支援教育からインクルーシブ教育へ
(6)持続可能な運営のために
4 既存の組織の活用による体制づくり
5 校内委員会の立ち上げによる体制づくり
(1)校内委員会の新たな設置
(2)手探りの始動と3年間の活動概要
(3)D校の体制づくりを通じて得られた成果と課題
(4)自助努力による体制づくりを進めるために
第5章 私学における学校体制としての支援の進展
1 中高一貫教育による継続的な支援と生徒・教員の成長
(1)教育共同体としての私学教育
(2)教員の多様性と普遍性
(3)規模の大きさと共同体意識
(4)一人を大事にすること
(5)特別支援教育を推進することで見えてくるもの
(6)卒業後を視野に入れた関わりの可能性
2 学内連携・学外連携による不登校生徒の学校復帰へ向けてのチーム支援
(1)校内委員会の設置と不登校生徒のチーム支援
(2)学外連携を含めたチーム支援の課題
第6章 私学における特別支援教育推進のための展望
1 私立学校の挑戦から学ぶ
2 私学における特別支援教育の展望
おわりに
コラム1 2E教育
コラム2 面倒見の良さがウリです
コラム3 安定した教員集団だからこその経験の蓄積!
コラム4 口コミって大切!
コラム5 博士タイプの子ども
コラム6 中2って大切!
コラム7 進級条件をクリアしにくいケースに対して
コラム8 生徒の感情を見つめる力
コラム9 ICT活用を誇るなら
コラム10 多様なオプションの提供という発想
コラム11 合理的配慮(Reasonable accommodation)
コラム12 非常勤講師との連携も!
コラム13 アンガーマネージメント
コラム14 BYOD(Bring your own device:機器の持参)
コラム15 勇気づけられたケース会議参加者の声
コラム16 大学における発達障害学生支援の取り組み
コラム17 ニーズの把握〜入学前や入学時のアナウンス〜
コラム18 似たタイプの生徒への支援に熟達しやすい私学
コラム19 中高一貫の強み〜勇気づけられた校長先生の一言〜

→ [学事出版トップページへ]