対話でつくる 教科外の体育

学校の体育・スポーツ活動を学び直す

神谷 拓 編著
A5判 176ページ 定価(本体1,900円+税)
ISBN978-4-7619-2371-6
小・中学校教師
部活や運動会、組体操など「教科外体育」指導の基本書。本書では、学級活動・ホームルーム活動、学校行事、生徒会活動と関連づけた体育・スポーツ指導のことを「教科外体育」と名付け、その基本的な指導について解説する。

目次

はじめに
第1章 教科外体育と運動部活動は何のためにあるのか/神谷 拓
  1 教科外体育、運動部活動とは何か
  2 教科外体育と運動部活動の実践課題とは―学習指導要領の変遷から―
  3 授業と教科外活動(教科外体育)の固有性
  4 授業と教科外活動(教科外体育)の共通性
  5 授業、教科外活動(教科外体育)、課外活動(運動部活動)の関連性
  6 学校体育でのスポーツの主人公を形成しようとしてきた歴史
  7 教科体育、教科外体育、課外体育の構造的理解
  ◆コラム1 部活動を一人歩きさせないための優先順位/星野 実
第2章 体育行事の指導
  1 体育行事の歴史/玉腰和典
(1)教育課程における体育行事の位置づけ
(2)運動会の萌芽期
(3)戦中期の運動会―軍国管理下の運動会へ―
(4)児童中心の体育行事の展開
(5)学校管理下の体育行事への転換
(6)体育行事の課題
  2 体育行事(運動会)を指導する原理/神谷 拓
(1)運動会指導の目標
(2)運動会における自治内容
(3)運動会における自治内容の指導
(4)テーマに基づく自治の指導
  3 子どもの願いをはぐくむ体育行事(体育祭)の指導/矢部英寿
(1)私の問題意識
(2)教育現場における体育祭の位置づけと目的
(3)子どもたちのもつ願いや思いとは?
(4)体育祭に関わる組織の作り方(体育祭実行委員会)
(5)実行委員会で行うこと
(6)応援に関するルール
(7)競技種目、ルールについて
◆コラム2 組体操問題の語り方/神谷 拓
第3章 児童会・生徒会を通したスポーツの振興
  1 教育課程における児童会・生徒会活動の位置づけ/久保田治助
(1)児童会・生徒会活動の問題の所在
(2)戦前の児童会・生徒会と戦後の「逆コース」
(3)学校外における交流や活動の禁止
(4)「子どもの権利」とゼロ・トレランス
(5)18歳選挙権・主権者教育への対応
(6)児童会・生徒会の構成組織
(7)児童会・生徒会活動の今後の課題
  2 生徒会・体育委員会によるスポーツ活動の考え方/中西 匠
(1)問題提起―なぜ「第二サッカー・クラブ」は続かなかったのか―
(2)生徒の要求と生徒会活動
(3)委員会活動の役割―「有志の活動」を支える―
(4)生徒会・委員会によるスポーツ活動の具体像
(5)生徒会・体育委員会によるスポーツ活動の教育価値
(6)生徒会・体育委員会によるスポーツ活動の実践課題
(7)おわりに
  3 生徒会活動による自由時のスポーツ活動の振興/小山吉明
(1)自由時のスポーツ活動の必要性
(2)時間、場所、費用をどう確保するか
(3)生徒会として決めること、守ること
(4)体育委員会によるスポーツクラブの運営
◆コラム3 自治を育てる生徒会活動と部活動/星野 実
第4章 学級活動・ホームルーム活動と体育・スポーツ
  1 学級活動・ホームルーム活動と体育・スポーツ/伊藤嘉人
(1)学級活動・ホームルーム活動とは何か
(2)特別活動の成立と学級活動・ホームルーム活動
(3)特設「道徳」と学級活動・ホームルーム活動
(4)学級会活動と学級指導
(5)「学級活動」の新設―適応とガイダンスの推進―
(6)学級活動・ホームルーム活動と体育―「これまで」と「これから」―
  2 学級の生活と体育指導の関係/石田智巳
(1)戦後における生活綴方実践の背景
(2)綴り方と生活綴方
(3)生活綴方を用いた体育
(4)今日における綴方実践の考え方1―体育以前の現実や願いを知る
(5)今日における綴方実践の考え方2―体育授業に関わる思いや願いを出させる
(6)今日における綴方実践の考え方3―体育と生活の関わり
(7)今日における綴方実践の考え方4―運動学習におけるズレや矛盾を解決する
(8)生活綴方を用いた体育授業の課題
  3 学級の生活と体育の授業をつなぐ実践/制野俊弘
(1)「学級づくり」と体育の「学習集団づくり」
(2)小学校と中学・高等学校の違い
(3)「できる」「わかる」の追求と学級づくり―江島隆二の実践
(4)「うまくなることの意味」と学級づくり―矢部智江子の実践
(5)綴り方と体育の授業―中学校における私の実践
(6)今こそ学級生活と体育授業の関連性を
◆コラム4 学級のスポーツ大会も三層構造で/大谷 澪
第5章 部活動の指導
  1 運動部活動と教育制度/神谷 拓
(1)課外活動とは何か
(2)学習指導要領と部活動の関係
(3)指導要録上の部活動の評価
(4)課外活動の部活動に問われていること
  2 運動部活動指導の原理/神谷 拓
(1)運動部活動指導の目的
(2)運動部活動指導の目標
(3)運動部活動における自治内容
(4)運動部活動指導の方法
(5)運動部活動指導の評価
(6)運動部活動の「自治」の励まし方
  3 運動部活動の実践/堀江なつ子
(1)私の問題意識
(2)はじめの一歩―剣道部をクラブに―
(3)個性とは何か?
(4)どのように「勝つ」のか?
(5)剣道部のネーミングを考える―願いを言葉にする―
(6)自治集団活動に向けた管理権の委託と共有
(7)二歩目を踏み出す―神谷モデルの改良―
(8)テーマが活動の道標
おわりに

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