ためらわない警察連携が生徒を守る

被害生徒を生まない毅然とした生徒指導

瀬田川 聡 著
四六判 160ページ 定価(本体1,500円+税)
ISBN978-4-7619-2139-2
小・中・高校教師
学校の警察や家庭裁判所との連携の実際について、教育としての指導の限界の見極め、被害届の提出、被害者と被害者の保護者への対応、加害者への指導、被害届を出す前の予防的生徒指導について解説。生徒指導担当必読!

目次

    はじめに
    第1章 学校が警察と連携するとは
    1 問題行動の現状
    2 国の通知、『生徒指導提要』から見る警察との連携
    3 生徒指導担当に求められていること
    4 警察連携の現状と課題
    第2章 警察連携の実際
    指導の限界
    1 指導の限界とは何か
    2 指導の限界を見極める
    3 管理職としての決断
    被害届を出す
    1 警察との連携
      (1)まず何を確認するか?
      (2)問題が発生した場合
    2 被害者、被害者の保護者への対応
    3 具体的な手順
    4 被害届が受理された後
    5 警察への丸投げは、なぜダメなのか
    第3章 事例
    事例1 被害届を出して解決に至った生徒間暴力事件
    1 事例
    2 事例を振り返って
      (1)「暴力は犯罪行為」という認識をもつ
      (2)「指導の限界」をどう考えるか
      (3)加害生徒への指導
    事例2 被害届を出して家裁送致に至り解決した生徒間集団暴力事件
    1 事例
    2 事例を振り返って
      (1)教師が問題行動を違法行為と判断することの大切さ
      (2)「指導の限界」を見極めることの大切さ
      (3)集団化した生徒の問題行動に警察を介入させる理由
      (4)警察介入後の加害生徒の状況
    事例3 被害届を出して加害生徒が逮捕され解決した生徒間暴力事件
    1 事例
    2 事例を振り返って
      (1)家庭裁判所調査官との連携
      (2)少年鑑別所での面会
      (3)面会での確認事項
      (4)被害生徒、保護者との確認事項
    3 事例1、2、3のおわりに
    事例4 「連絡票」で対応し解決した対教師暴力事件
    はじめに
    1 事例
    2 事例を振り返って
      (1)関係職員が素早く打ち合わせを行い、方針を出す
      (2)被害教師の心のケア
      (3)警察への連絡について
      (4)例外をつくらず、ぶれない判断を行う
      (5)どんな場合でも正当化できる暴力はない
      (6)複数の教師で保護者に対応する〜言い切る職員が必要
      (7)教職員への啓発研修
    事例5 被害届を出して生徒が逮捕され解決した対教師暴力事件
    1 事例
    2 事例を振り返って
      (1)教師の姿勢
      (2)家庭裁判所調査官との連携
    3 事例4、5のおわりに
    第4章 被害届を出す前に 〜生徒指導で大事なこと〜
    ◇1 生徒指導職員体制の構築
      はじめに
    1 荒れた中学校での勤務、生徒指導資料との出合い
    2 校長先生の怒鳴り声で始まった着任式
      落ち着いた揺らがない学校をつくるための考え方
      大切なのは「中間的集団」と「正義派の集団」を育てること
    1 「中間的集団」と「正義派の集団」を大切にする理由
    2 全職員が生徒指導を行う意識をもつ
    3 職員の変化
      「暴力禁止」を徹底する校内体制づくりを図る
    1 「壁」の考え方と必要性
    2 「暴力禁止」徹底のための教師の共通理解
    3 規範意識向上の授業
    4 職員のコメント
    5 学校の様子
    6 おわりに
    ◇2 生徒指導場面における教師の複数体制の構築
      はじめに
      事例
    ・事例1 計画的な授業妨害
    ・事例2 口裏を合わせた事情聴取
      職員体制を構築する際の5つのポイント
    1 教師一人だけでの指導の限界を知り、複数の教師で対応する
    2 連絡調整役の教師を配置する
    3 教師がSOSを出しやすい体制づくり
    4 冷静に対応できる大切さ
    5 「言った」「言わない」で保護者と教師がもめない
      まとめ
    ◇3 規範意識を向上させる授業の実践
      たばこの万引きで逮捕、納得いかない
      授業のきっかけは、非常識な保護者の存在
      授業の実際
      指導の留意点
    1 押しつけるのではなく、良心に訴え、呼び覚ますように話す
    2 法律やルールは、お互いが、楽しく気持ち良く生活するためのもの
    3 暴力禁止を訴える
    4 正しい考え方の生徒を育成する
      生徒の感想から
      まとめ
    ◇4 生徒指導のアンテナを高くするために、教師が心掛けること
      はじめに
      生徒指導のアンテナを高くするために
      1 事例
      2 生徒指導のアンテナを高くするための5つのポイント
    (1)生徒の気持ちを意識して教育活動を行う
    (2)生徒の様子を観察する
    (3)生徒の集団の質を高める
    (4)職員間の情報交換を密にする
    (5)信頼される教師になる
    ◇5 生徒指導における小中連携
      本音の話し合いで小中の連携は深まる
      児童支援専任教諭と生徒指導専任教諭が中心となった小中連携
    1 配置とその教育的効果
    2 具体的な活動
      中学校で気づいたことを小学校に伝える
    1 事例
    2 指導上の留意点
      小学校における中学校との連携のメリット
      中学校における小学校との連携のメリット
      いじめ事例を通して考える小学校職員体制について
    1 児童生徒を理解するための教師の在り方
    2 「みんなで嘘を言えば担任をだませた」
    3 小学校生徒指導担当者が中心となって、職員体制を構築する必要性
    4 講演の感想から
      まとめ
    初出一覧
    おわりに

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